2010/06/29

電話ボックスで思い出すピンクな記憶

街を歩いていたら、めずらしく電話ボックスに入ってるカップルがいた。電話ボックスに入って携帯をかけていた。彼らにとってそれはただの雨を防いでくれるボックスだったようだ。携帯電話の普及で電話ボックスが少なくなった。僕自身ここ何年も公衆電話を使った記憶がない。
かつて僕が高校生だった時代、たぶん公衆電話が一番多かったんじゃないかと思う。ポケベルが大流行したからだ。そのため町中どこの公衆電話にも人が集まり、学校では休み時間の度に、職員室前の1台しかない公衆電話に長蛇の列ができた。当時、付き合いたての彼女ともムダにポケベルを鳴らしあったものだ。その頃我が家にはコードレス電話がやってきて子機を部屋に置くことが許された。夜な夜なプッシュホン*2*2から始まる12文字のメッセージを雷のごとく打ち込んだもんだ。3年生になると彼女がPHSを買った。授業中でも彼女からのポケベルが鳴るようになった。PHSを持ってない僕にしてみると、それは一方的なコミュニケーションになった。
それより前、僕が中学生の頃だから10年ちょっと前、電話ボックスには外が見えないくらいピンクチラシというものがはっつけてあったものだ。たしか名刺よりちょっと大きいくらいの安い印刷でエッチな女の子の写真とテレクラか何かの電話番号が書いてあった。電車に乗って行った中総体の帰り道、住んでる地域と離れて調子にのった僕らはテニスラケットを抱えて電話ボックスのピンクチラシを集めて回った。それぞれ集めたピンクチラシを見せあって、どれが一番いいかを検討した。そのピンクチラシが何のためのものなのかは聞けなかった。捨てたフリをして一枚だけポケットの中に隠し帰った。
小学生時代は友達の家に集まって遊ぶファミコンの家庭内制限時間が過ぎると学校の裏山に秘密基地を作った。僕の通った小学校の裏にはベタに裏山があったのだ。学校は比較的土地の安い場所に建てるという都合で、もしかするとかつてのほとんどの学校の裏には山があったのかもしれない。小学生男子は何人かの仲良しグループで山に入り、競うように秘密基地を作った。誰も来ないのに見張り台を作り、落とし穴を作った。みんなの大事な物を隠す場所を作り、拾ってきたエロ本を隠した。当時山にはなぜかエロ本が落ちていたのだ。雨に濡れてふにゃふにゃになったエロ本。もちろんモザイクばっちりの健全なエロ本だ。時たまエロ漫画も拾うことがあった。それらのエロ資源は、見るためのものではなく隠すためのものだった。

電話ボックスのカップルを見て、電話みたいなコミュニケーションツールとエロを思い出そうと書き始めたけど、小学生時代はなんも思い出せず、エロだけの話しになっちゃった。まぁいいよね。話しってのは、どんどん変わるもんだ。

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